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東大受験〜前期試験1日目〜
◆travelerの高校時代〜前期試験1日目〜
いよいよ、当日。朝起きて、ホテルでゆっくり朝食。と、いきたかったのだが、朝から急に緊張が襲ってくる。
そのせいで朝ご飯は、パン1枚とオレンジジュースだけ。空腹など気にする余裕もなく東大へ。
前日とは異なり、多くの人がごった返した東京大学。いよいよか、という実感がわいてくる。
試験会場である、東大の講堂に入る。広い構内には大勢の受験生。緊張感をほぐしつつ、集中を高めた。
travelerの予定としては、国語は古文漢文をほぼ解いて40点、数学は2完2半で50点、苦手の英語は無難に65点、
理科は得意の化学で50点を稼ぎ、物理は35点で85点。
トータルで240点という計算でした。
しかし試験とは思い通りにいかないもんで、いざ試験が始まると。。。
国語
東大受験最初の科目は国語。当初の作戦通り、現代文は後回しで古文漢文へ。
古文の問題を読み始めて、本日一つ目の衝撃が。なんと古文で一度読んだことのある文章が出題されていたのです！！
ちょっと運命を感じる☆ちなみにZ会でやった問題でした。
やはり、話の流れが分かっている文章というのは解きやすいもので、古文を無難に解いて漢文へ。
そんなこんなで、勢いに乗ったtravelerは漢文もその流れのまま解答し、現代文へなだれ込む。
確実に得点源になる漢字の問題を慎重に解いて文章題へ。時間に余裕をもって現代文に取り組めたので、 ここでリードを稼ごうと思い、文章を推敲し答案を書き上げる。なかなか良い答案を書けた気がしました。 現代文は採点の読みにくさから、得点として計算していなかったのだが、思いのほかここでアドバンテージを得ることができた気がした。
東大受験は上々の滑り出し。同じ高校の仲間と昼食をとり、勝負の数学に備えます。
数学
まずは例年簡単（これが解けないと受からない！！）といわれる一問目を完答してと…と思いきや。本日２度目の衝撃。
どういう切り口で解答を書き始めればよいか分からず、全く手が出ずじまい。図形の問題だったのですが、絵すら描けず白紙。。。
まずいと思いましたが、焦ってはいけないと思い他の問題へ頭を切り替える。
ぱっとみ手がつけ易そうな3問目に取りかかる。単純な微積の問題だったのですが、微分を間違えてせいで、ドツボにはまる…
一応答えっぽいものにはたどり着いたものの、まさか、最初の微分が間違っているなんてことには全く気遣いない。。
続いて、場合の数の問題に取りかかる。ちょっと風変わりな問題ではあったが、得意分野と思っていたので、完答を目指すも挫折。
複素数の問題にちょっかいを出すが、(2)が全く手付かず。あちこち手を出し過ぎたせいか、どれもきちんとできず、焦る気持ちだけが膨らんでいく。。
終了25分前、ちょっと難しそうで敬遠していた極限の問題にとりかかる。
すると。。。思ったより大分簡単だったことに気づく。本日３度目の衝撃。
しかし、時すでに遅し。答えは見えていたものの時間が足りず、最後まではたどり着けず試験終了。。。これから解いておけばな。。。
奮闘もむなしく、結局一問も完答はなく、一問目は白紙のまま一日目が終わる。。。
よく言えば× △ △ △ △ △の５半で50点。でも実際はそんなに甘くないだろうな〜と凹む。
帰宅時。赤門前では解答速報がすでに配られている…早すぎるな…と思う。解答を見ると、さらに焦りそうだったので受け取らず。
この日は父親とホテル近くで夕食。後に聞くと、このとき父親は合格を確信してたとか。理由は国語で知ってる問題がでたからだとか。
なんて呑気な…こっちは数学の結果が気が気でない。
でもまあ国語は割りとできたので、この日はトントンかと考える。 むしろ落ち着いて次の日に挑むべきと気持ちを切り替えることにした。
そんな感じで、東大受験1日目の夜は更けていった。。。
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